1990 シャトージスクール 1960年代と1970年代の凡作の続く悲惨な時期にピエールとベルナール・ジネステの不十分な財政管理(国際的な石油危機や1973年と1974年のワイン市場の暴落がその原因である)のもとで生産されたワインは、豊かさや凝縮感、個性に欠けるものがあまりにも多すぎた。 Dom Pérignon - ドン・ペリニヨン 1996 エミール・ペイノーがワイン醸造を監督するコンサルタントとして迎えられた。 ワイン Les Forts de Latour 残念なことにアンドレ・メンツェロプロスは、苦闘していた第一級シャトーが驚くべきエレガンスと豊かさと複雑さを備えた、輝かしく一貫性のあるワインに変貌するのを見届ける前にこの世を去った。この2人は少なからぬ才能の持ち主たちに取り巻かれているが、なかでもポール・ポンタイエの存在は光っている。絶句するほどすばらしい豊かさとバランスは、1980年代にボルドー全体でつくられたどのワインよりもマルゴーが良好だと言っても過言ではなかった。今ではその色や豊かさ、ボディ、タンニンのどれをとっても、1977年以前にジネステの支配下で造られていたワインに比べ見違えるほど充実している。